開館記念特別展 山本鼎のすべて展〝自分が直接感じたものが尊い〟の実像に迫る

上田市 上田市立美術館 TEL.0268-27-2300

開催期間:2014年10月2日(木)~11月9日(日)

創作版画運動の旗手として、さらに児童自由画教育運動や農民美術運動の推進者として知られる洋画家・山本鼎(やまもとかなえ、1882〜1946)の回顧展。30代前半の4年間にわたるヨーロッパ留学中、ギリシャ、イタリア・ルネッサンスをはじめとする美術を見聞する一方で、フランス印象派絵画に影響を受け、「リアリズム(実相主義)の信念をつかむ事ができた」という。帰国後は、信州上田を拠点にさまざまな活動を行なった。
第1部では、山本鼎の洋画とセザンヌ、ルノアールなどの印象派絵画および資料約130点、第2部は創作版画運動に関連する作品および資料約70点、第3部で児童自由画教育運動に関する資料約50点、農民美術運動に関する資料約200点を展示し、その幅広い業績を振り返る。